カンジダは、体調不良による免疫力低下によってカンジダ菌が増加しすぎた場合に感染しやすくなります。また、夏場は特にカビが繁殖しやすい高温多湿の時期でもあり、夏バテによる体調不良を起こしやすい為、カンジダがうつる危険性が高まりますので注意が必要です。

悩んでいる女性と考えている女性

尿道炎も性感染症の1つ

尿道炎とは、膀胱から尿道口のあいだの尿の通り道の部分に起きる細菌性の炎症をさします。
尿道炎は原因菌に応じて淋菌性と非淋菌性のものに分類されますが、尿道炎の原因菌の6-7割以上は淋菌とクラミジアにより引き起こされます。
淋病やクラミジア感染症は主な性病の原因菌でもあるため、尿道炎には性感染症の一種としての側面を有しているといえます。

もちろん性感染症ではない雑菌性尿道炎も3割程度見られるものの、性病菌との複合感染をきたすことも多いのが特徴です。
また尿道炎の原因菌の感染経路は性行為がほとんどとされています。
従って尿道炎は性感染症の一種類と考えて間違いは無いでしょう。

ところで感染後どの程度の期間で症状が出るのでしょうか。
これは原因菌の潜伏期間に左右されますが淋菌が原因の場合、2日-7日程度と短い潜伏期間が特徴ですが、非淋菌性の場合約1-3週間程度と比較的長くなる傾向があります。

それでは尿道炎を発症すると具体的にどのような症状に悩まされるのでしょうか。
初期は排尿時の違和感程度ですが、典型的な症状としては、尿道を経由して膿が排出されたり、排尿痛等が挙げられます。
また性器の違和感からかゆみが生じてきたりもします。

ただし同じ症状でも、症状の強さと原因菌の潜伏期間の長短には関係があり、潜伏期間の短い淋菌などでは症状が強くなる傾向があります。
これは潜伏期間が短いと言うことは、細菌の増殖力も旺盛で炎症も激しくなり易いからと考えられます。
そのため淋菌性尿道炎では、白色または黄色の膿が出たり、強い排尿痛を伴うことも珍しくありません。

これに対して、非淋菌性尿道炎ではかゆみや軽い排尿痛程度の自覚症状であることも少なくありませんが、症状が弱いことにより細菌感染を自覚しないままに、感染を拡大させてしまうリスクも無視できません。

しかし放置していても自然治癒することは無く、適切な時期に治療を開始して完治させる必要があります。

ピンポン感染を繰り返さないためにもしっかり治療

性感染症の治療を考える際に必要な視点はピンポン感染を防止するということです。
性交渉ではカップルが同時に治療を開始しないと、せっかく治癒しても再感染と再発を繰り返すことになります。
そこで性感染症が発見されたら、当事者同士が同時に治療を開始し、ピンポン感染を回避しつつ完治を目指すことが必須になります。

ところで尿道炎の治療においては、クラビットやジスロマックといった薬の内服治療が行われるのが一般的です。
ジスロマックは特に原因菌がクラミジアの場合に効果を発揮します。
ジスロマックは効果が長く続くのが特徴で、患者の負担も少ないことから尿道炎治療によく使用される薬です。

従来の薬では胃酸により分解されてしまうことで効果も減殺してしまい、高濃度を維持したまま患部に浸透させることが難しかったため、治療日数が長くなる問題がありました。
ジスロマックはこの欠点を解消し、1日1錠を1回、これを3日間服用するだけで、尿道炎の治療も可能になりました。
ジスロマックはクラミジア以外にも淋菌を含めた広い細菌に対して抗菌作用を発揮することから、幅広い感染症に対して使用されます。

クラビットも尿道炎治療に良く使用される薬です。
効果機序としては、細菌のDNA合成そのものを阻害し増殖を抑制します。
クラビットはかなり効果が高い薬として知られており、ジスロマックでは十分な効果が見られない場合でも、高い効果を期待できます。

特にジスロマックをかつて服用していたところ、尿道炎が再発した場合には、ジスロマックに耐性を獲得している可能性がありますが、クラビットを服用することで効果を期待することが出来ます。

このように尿道炎の治療にはジスロマックやクラビット等の、有効性の高い薬により多くは完治しますが、所定の期間どおりに服用して尿道炎を治癒させる姿勢が大切です。