カンジダは、体調不良による免疫力低下によってカンジダ菌が増加しすぎた場合に感染しやすくなります。また、夏場は特にカビが繁殖しやすい高温多湿の時期でもあり、夏バテによる体調不良を起こしやすい為、カンジダがうつる危険性が高まりますので注意が必要です。

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完治しない性病HIVについて

性病として分類されることもあるエイズは、HIVによって体の免疫力が低下した結果、通常では病気を起こさない弱い細菌やウイルスにも感染したり(日和見感染といいます)、悪性腫瘍、あるいは脳、神経障害を起こしたりするような病態の総称をいいます。
HIVは、インフルエンザウイルス等と同じRNAウイルスの一種で、免疫系で大事な役割を担うリンパ球に侵入し、その中で増えます。
通常のRNAウイルスでは侵入した細胞の中でRNAからRNAを作り、増えていきますが、HIVのような「レトロウイルス」と呼ばれるグループのウイルスでは、逆転写酵素を持っているのでそれを利用してRNAからDNAを作り、そのDNAを感染細胞であるリンパ球のDNAの中にそのまま組み込むのです。
組み込まれた遺伝子のDNAのくさりをプロウイルスと呼びますが、これは感染リンパ球の増殖と共に増え、機会を見てプロウイルスから転写、翻訳されてウイルス粒子を形成します。
つまり、このウイルスに感染した人のリンパ球の中には、遺伝子組み換えと同じ働きによって、HIVを生産する遺伝情報が組み込まれてしまい、一生そのウイルスを生産し続けるようになります。

普通のウイルス感染では、抗体によってウイルス粒子は消滅していきますが、HIV感染の場合、抗体ができた後もどんどんウイルス粒子を作り続けます。
大量のウイルス粒子を放出した後、リンパ球は死んでしまいます。
困った事に、このHIVの遺伝子は、ヒトのリンパ球遺伝子に組み込まれてしまっているので、取り出して消滅させることが出来ません。

つまり、一度感染すると一生取り除くことはできず、これがHIV感染は不治であるといわれる所以となっています。
HIVに感染すると、約半数で2~6週間後に発熱、リンパ節腫脹、咽頭痛、多発関節痛といった、インフルエンザ、あるいは伝染性単核球症に似た症状が現れます。
急性HIV感染症と呼ばれるものですが、これらは他の病気でもみられる症状のため、見逃されることも多いです。
その後は数ヶ月から10数年くらいは何の症状もなく、この時期を無症候期と呼びます。
免疫系の破壊が進んでいくと、やがて免疫不全状態となり、持続する発熱や下痢、体重減少、体のあちこちのリンパ節が腫れるなどの症状が現れてきます。
この時期はエイズ前駆症状といわれ、通常そのさらに数ヶ月から数年後くらいにエイズを発症します。
エイズの症状には、カリ二肺炎、カンジダ症、サイトメガロウイルス症、帯状疱疹、結核などの日和見感染症、カポジ肉腫、悪性リンパ腫のような悪性腫瘍、脳神経系の症状である、集中力低下、無関心、歩行障害、痴呆状態などがみられます。

HIV感染した場合の治療法について

完治しないといわれるHIV感染ですが、薬物治療を行なうことにより、ウイルスの増殖を抑え、エイズの発症時期を遅らせることが可能です。
この治療法はHAART治療法(HighlyActiveAnti-RetroviralTherapy)と呼ばれ、抗HIV薬を複数同時に用いることでHIVの増殖を、可能な限りゼロに近く、かつ長時間抑制することを目指しています。
HAART治療法は、通常慢性期において開始されますが、感染リスク行為(コンドームを使わない性的接触など、感染者の精液や血液に触れる機会)が明らかな場合には、急性HIV感染症が疑われた時点で治療を始めると、無症候期のなかでもごく初期の、ウイルスが急増する時期に合わせて治療出来るという利点があります。
HIVは突然変異を起こしやすく、一つだけの薬剤ではすぐに耐性が出来てしまいます。
抗ウイルス薬には大きく分けて3つのグループがあり、これらの中から1つまたは2つずつ薬剤が選ばれ、組み合わせて使われます。

薬は必ず決められた時間に正しく飲む、というのが基本となります。
HAART治療薬は長期にわたって服用するため、様々な副作用が起こる可能性があり、中には命に関わるようなものもあるので注意を要します。
主な副作用には、体脂肪異常、高脂血症、動脈硬化、脂肪肝による肝障害などがあります。
HIV感染者であっても、性交渉以外の日常生活では他人にうつす心配も無く、普通の生活を送る事が可能です。

担当医の指示どおり通院し、経過をみてもらう事が必要です。
医師とよく話し合いをし、疑問点は納得いくまで説明を受けることが大切です。
性交渉の相手には必ず感染している事を告げ、コンドームを使用し、精液や血液などの体液に触れさせないように気をつけるようにします。
これは他の性病にかかるリスクを減らす事にもなります。
又、バランスの取れた食生活に気を配り、睡眠を十分にとる、過度の飲酒や喫煙を控える、風邪などの感染症に気をつける、適度な運動をするなど、免疫力を落とさないような生活習慣に留意します。