カンジダは、体調不良による免疫力低下によってカンジダ菌が増加しすぎた場合に感染しやすくなります。また、夏場は特にカビが繁殖しやすい高温多湿の時期でもあり、夏バテによる体調不良を起こしやすい為、カンジダがうつる危険性が高まりますので注意が必要です。

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キスでうつる伝染性単核球症って何?

伝染性単核球症はヘルペス属エプスタインバーウイルスの初感染によって生じます。
別名、Kissingdisease(キス病)とも呼ばれ、10代~20代に多い性病の1つです。
性病というと自分には関係がないと感じる方もいるかもしれませんが、その別名の通りディープキスの際に唾液を介して感染するため、誰にでも起きうる病気だと言えます。

エプスタインバーウイルス(EBV;Epstein-BarrVirus)はヘルペスウイルス(HHV;HumanHerpusVirus)の中の1つ、HHV-4にあたります。
HHVは1~8まであり、性病として有名な性器ヘルペスはHHV-2、帯状疱疹ウイルスはHHV-3と様々な仲間が存在します。
EBVは伝染性単核球症の他にバーキットリンパ腫や上咽頭癌、NK細胞増多症などの病気に関係しています。
また一度EBVが感染すると一生身体の中に潜伏します。
一度おとなしくなっても、体の抵抗力が下がると長い潜伏期間を経て、再び活性化するという感染事例もあります。

ディープキスにより唾液を介してEBVが身体に侵入すると、リンパ球の中のB細胞という細胞に感染して増殖します。
すると4~6週の潜伏期間を経て発熱を起こし、全身のリンパ節が腫れてきます。
特に首のリンパ節が腫れることが多く、またのどの痛み(咽頭炎や扁桃炎)や発疹、肝臓や脾臓の腫れが生じます。
これらの症状は風邪と似ているため、伝染性単核球症を単なる風邪だと思って見過ごすことが少なくないです。

しかし10代~20代だけに感染するわけではありません。
日本では成人の90%以上がすでにこのウイルスに感染しています。
そのため、乳幼児期に扁桃炎によるのどの痛みが見られた時、実は伝染性単核球症であったという感染事例は多く認められます。
この場合は母親から口移しで食べ物をあげた事により感染したと考えられます。
これも性病の1つの形なのです。

治療法として特効薬のようなものは現状ありません。
安静にしていることで、2ヶ月以内にほぼ完治します。
ですが肝臓や脾臓の腫れがひどい場合やまれに脳炎になってしまう場合はしっかりとした入院での治療が必要になります。

口の周りにできるヘルペスも性病なの?

口の周りに出来るヘルペスは口唇ヘルペスと呼ばれ、ヘルペスウイルスの1つであるHHV-1またはHHV-2によるものです。
このウイルスはEBVと仲間ではありますが、全くの別物なのでキス病とは関係ありません。
しかし性病と全く関係がないわけではありません。

口唇ヘルペスはHHV-1またはHHV-2によって発症しますが、このうちHHV-2は通常性器ヘルペスの原因となります。
性器ヘルペスは陰部に赤みを帯びた潰瘍(ぶつぶつのようなもの)が見られる病気で、痛みや発熱を伴います。
そしてこれらのウイルスはオーラルセックス等の性行為の際に互いに移動し、口唇ヘルペスの人から性器ヘルペスが、性器ヘルペスの人から口唇ヘルペスがうつってしまいます。
つまりHHV-1による口唇ヘルペスを持っていた場合、相手がHHV-1による性器ヘルペスを発症してしまうかもしれないのです。

性器ヘルペスを発症すると、単に痛みやぶつぶつが出来るだけではありません。
性器ヘルペスがあると他の性病に掛かりやすくなってしまいます。
そのため、口唇ヘルペスを持っている場合、相手に移してはいけないという意識が重要です。
この意味からも、口唇ヘルペスは性病の1つであると言えます。

口唇ヘルペスも伝染性単核球症と同じく、1度感染すると身体の中にウイルスが一生残ります。
そのため1度治ったとしても何度も繰り返し発症することが多いです。
特に症状が出ているときは人に移してしまう可能性が大きいです。
そのため心身ともに疲れているときや、身体の調子が悪く、口唇ヘルペスが活性化してしまいがちなときは十分注意が必要です。

最後にまとめますと、伝染性単核球症はヘルペスウイルスの仲間のEBVが原因です。
一方口唇ヘルペスは同じヘルペスウイルスの中でもHHV-1またはHHV-2が原因であり、EBVとは別物です。
しかし、伝染性単核球症も口唇ヘルペスも性病と全く関係がないわけではありません。
誰かと接する際には相手にも移してしまうかもしれないということを互いに理解することが、よりよい生活をする上で大事なことです。